青汁から摂取できる葉酸と妊娠・妊婦

妊娠・妊婦に必要な葉酸

妊娠予定の方や、妊婦にとって葉酸は重要な栄養素となります。近年の欧米を中心とした疫学研究において、先天異常の中で「二分脊椎」などの神経管閉鎖障害について、葉酸がその発症リスクを低減すると言う報告より、厚生労働省も妊娠前の女性、妊婦に対して葉酸の摂取を広く呼びかけています。また葉酸は胎児奇形として、口唇・口蓋裂や先天性心疾のリスク低減を期待できるともされています。

妊婦の場合、葉酸の推奨量は、一般人(葉酸の推奨量に男女差はない)と比較して2倍の480μgとなります。そうなると通常の食生活では満たされていた葉酸量が一気に不足します。だからと言っていきなり2倍の栄養(食べ物)を摂るわけにもいきません。そこで普段の食生活において葉酸の摂取を心がけながら、足りない部分をサプリメントで補うという形が良いでしょう。

1つ注意したいのが、葉酸摂取の時期です。胎児の神経管閉鎖障害とは、受胎後およそ28日で閉鎖する神経管の形成異常である事から、受胎後から28日間の間に母体に十分な葉酸がある事が重要となります。そのため厚生労働省では妊娠1ヶ月以上前から、妊娠後3ヶ月までの間の葉酸摂取を推奨しています。

妊婦・授乳婦の葉酸摂取状況
年齢 妊娠予定の女性 妊婦 授乳婦
推奨量(μg) 800 480 340
平均摂取量(μg) 235 235 262
過不足(μg) -565 -245 -78

※上記数値は生体内の利用効率を50%とした場合の数値となるため、サプリメントなどで直接栄養補給をする場合の目安はおおよそ半分強となります(サプリメントの生体内の利用効率が85%と言う観点より)

葉酸の過剰摂取・耐用上限量

葉酸の耐用上限量として設定されているものは男女共に1日、27μg/kg(体重)とされています。つまり60kgの体重の方の場合は1,620μgとなります。(食事性葉酸の生体内の利用効率が50%とすると3,240μgと言うとてつもなく大きな値になります)

これだけの量の葉酸を通常の量の食事や青汁から摂取するのは難しい事から、耐用上限量を気にしなくてはいけない例とはしてサプリメントの過剰摂取という事になります。

摂取が必要だったり、耐用上限量が決まっていたりと、とでも難しいように思えますが、こちらもあまり神経質になりすぎず明らかな過剰摂取は避け、必要な分をきっちり摂取していればさほど問題ありません。

※耐用上限量の算出の中では3倍の安全を見込んでいます。実際には耐用上限量の3倍の量を摂取しても副作用は起きなかったと言う実験結果に基づき算出されています。