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ビデオが開発され、ハードディスクレコーダーとなり、視聴者は番組を生で見る必要がなくなった。

それによる広告ビジネスの崩壊、TV番組はスポサーが居て初めて制作が出来る。CMがあって始めて成り立つのだ。しかしビデオやハードディスクに録画されたCMなんて誰が見るのだろうか。しかも最近の録画機器には「CMカット」なる恐ろしい機能もついている。CMをカットして番組だけ見る。一見便利だが矛盾しているこの機能、僕はその逆をしたい。

僕はCMが大好きだ。たった15秒や30秒の中で伝えたいメッセージを凝縮して、音と映像で視聴者に届ける。それは一種の芸術にさえ思える。もちろん中には微妙なCMもあるのだが、全てに芸術性を求めるつもりもない。

僕のもっているビデオテープやハードディスクレコーダーにはCMが沢山入っている。CMだけが入っているのも少なくない。恐らく他の人には何の価値もないものだろう、多分相当つまらないと思う。でも僕はこれが大好きなのだ。

CMはその時々の時代を表している。その時代に生きた人達に、その時代ならではのメッセージを届けるのだ。逆に考えると、昔はやったCMを今見ても、なんの面白みもない。当たり前だが生きている時間が違えば価値観も違う、同じものを見てもなんの共感も得られないだろう、逆に考えると当時はそれが良かったのだ。それが皆に共感をもたらしたのだ。

CMを見ると時間をタイムスリップできる。そんな僕は間違いなく変態だと思う。なのでこっそりとこの小さな世界でオープンにしていこうと思う。

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